学習心理学の実験で、同系の科目を連続で学習すると、どちら
かの内容が記憶に残らないという現象があります。
例えば、英語⇒国語の順で連続学習をした場合に国語の内容
を忘れてしまったり(逆向抑制)、逆に英語の内容を忘れてし
まう(順向抑制)現象が起こるのです。
原因はよくわかっていませんが、マンネリ現象のひとつと考え
られます。
脳の同じ個所を長時間刺激されると徐々に集中が途切れて
くるのは皆さん経験則でおわかりですよネ。
折角学習したものを忘れてしまうのはもったいない話です。
この記憶の逆向抑制、順向抑制を無くすには、学習時間を15〜
30分(集中できる時間は個人差があります)で区切り、学習のイ
ンターバルに休憩を入れることです。
しかしながら、この場合でも、同系の科目を連続した場合には
記憶の逆向抑制、順向抑制が若干起きますので、まったくかけ
離れた内容の科目の学習をすることがベストな方法です。
例えば国語⇒数学、英語⇒物理⇒・・などです。
そして、このまったくかけ離れた科目の連続学習ではインター
バルの休憩を取らずに連続学習しても忘却現象が起きないとこ
ろが素晴らしいところです。
脳の使う場所が違うために、新しい刺激となりマンネリ化現象
が抑えられると考えられます。
効率的に学習したい場合にはこのポイントを是非頭に入れてお
いて下さい。(*^_^*)