お風呂と寝てる時以外は携帯をいじってメールをしているという人
たちです。特に十代を中心とする若い女性に多いのが特徴です。
「携帯依存症」の女性の脳波をチェックしたところ、携帯を取りあ
げると、「不安」状態を示すベータ、ガンマ波が多くなりました。
また、脳血流のチェックでは、メールをしている時は親指を素早く
動かしているので、さぞや増加しているかと思いきや、ほとんど
活性されていないことがわかったのです。
やる気をつかさどる前頭前野の血流も増えずじまいでメール終了。
これはすでに親指だけでメールを打つ作業はすでにマスターして
しまっているので、脳はすでに回路化されており、脳は省エネモ
ードに入っているからです。
また、メールの内容ですが、出来事のやりとりが多く、短文で変
化が無く、同じ言葉を使う頻度が多いので脳をそれほど使う必要
がないためです。
人間は非言語コミュニケーションの方の割合が多いと言います。
逢って話す場合は相手の表情、態度などを読んで相手の気分や
心を読まないとコミュニケーションがうまくいきません。
そのため、五感を総動員して情報収集しようとするので脳血流
が多くなり活性化するのです。
これがうまくできない人達はKYと言われている人たちです。
携帯メールは、人に逢って話すというような面倒臭いことはや
りたくないが、孤独もいやだという人のニ−ズにバッチリ応え
たというわけです。
テレビ雑誌でひっぱりだこの経済評論家、勝間和代さんは携帯
メールを過度に使うらしいのですが、彼女の場合は電話や直接
会談などトータルでバランスが取れています。
逆に「携帯依存症」気味なのが平成教育予備校レギュラーで
珍答女王の平山あやさん。親友のユンソナさんが、一緒に
新幹線に乗った時、平山あやさんは携帯メール打つのに忙し
くて、話ができず、ユンソナさんは自分の存在が軽視された
ように感じ頭に来たらしいです。
「携帯依存症」はKYになる可能性が高いといえるかもしれません。
脳を鍛えるなら、できるだけ直接逢って話しましょう。できない
場合はバランスを取りましょう。