新生児に対する実験で様々な味のする溶液を与えた時の
その表情から、甘味は喜んで受け入れ、酸味、苦味は拒
否することが観察されました。
このことから甘味は受け入れ、酸味、苦味は拒否するこ
とは誰から習ったわけでもなく、身を守るために人間に
備わった反射的・生得的な機能であることがわかります。
ピーマン、人参、トマトジュースなど子供の嫌いなもの
は大体苦味や酸味の代表的なものが多いのもみてもわか
りますね。
苦味は「毒になるもの」、酸味は「腐っているもの」と
の情報がDNAに刷り込まれているのです。
そのため、人間の舌は苦味に対して非常に敏感です。間
違って危険な物を食べたり飲んだりしないように、ほん
の少量でも「苦い」と感じるようにできています。
従いまして、味の中で苦味が一番脳を刺激し、生命の危
機に対応させようと全身に臨戦態勢を取らせようとしま
す。
そのため、脳は覚醒し、スッキリします。
ですから、起床時にコーヒーや、昼食後のコーヒーは頭
をシャキっとさせ眠気を追い払うのに適しています。
ただし、この効果を期待するにはブラックでなくてはいけ
ません。
砂糖やミルクは逆にリラックス効果がありますので、眠く
なってしまいます。
目的がやる気を高めたい、スッキリしたいということであ
ればコーヒーはブラックでいただきましょう。
リラックスしたい時にはお砂糖、ミルク入り、カフェイン
抜きのデカフェでどうぞ(*^_^*)