人は何かを失った時にそれまで考えもしなった「感謝」と
いう感情が心から湧きあがってくるようですが、残念なが
ら、少数派です。
ほとんどの人は「なんで私が・・」「どうして私だけ・・」
「あいつのせいだ」と不満や怒りを感じてしまい、悪い場合
はずっと根に持ってしまうことが多いのです。
「自分探しの旅」と称してアジア、アフリカで、日本人の
生活があまりにも恵まれていることに驚嘆し、ボランティア
に身を投じて行く人もいますが、これも少数派です。
ほとんどは「もうヤダ!」「早く日本に帰りたい!」「風呂に
入りたい」・・ではないでしょうか?(*^_^*)
東北大震災の避難所には沢山の「ありがとう」が溢れました。
「ありがとう」が一服した時から始まったのが、テレビ、新聞、
ネット、雑誌で毎日繰り返されたのが批判、非難、誹謗中傷
です。
それも改善などの提案がほとんど無く、足を引っ張る内容がほ
とんど。
ネットの一般人の書き込みも報道に煽られて、エスカレート
しっぱなしでした。
こんなことして喜んでいる人に限って、募金も、ボランティア
もなにもしない人が多いのです。
日本は、物質的な豊かさを享受する時代は終わり、バーデン
シェアする時代に入ってきました。
あたり前の事に「感謝できる」心。
その心を日本人全員が取り戻すこと。
それが日本が真に豊かな国になる道だと思います。