脳のエネルギー源はブドウ糖だけということは良く知られて
いますが、脳はブドウ糖を貯めておくことができません。
従って、起きているあいだ、脳を常に働かせておくためには
ブドウ糖を持続的に供給する必要があるのです。
朝食を摂らないと、脳が活動しませんので、ボーっとした
状態が午前中一杯続きます。
実際には、砂糖入りコーヒーなどで糖分を供給しているよう
ですが、砂糖は代謝されてブドウ糖に変化するには時間がか
かります。また、砂糖はカロリーが高いので肥満などの原因
にもなります。
持続的に平均してブドウ糖を脳に供給するためには、ご飯な
ど炭水化物が適しています。
それは炭水化物のでんぷんがブドウ糖になるまで、麦芽糖な
どへの変化を経由するので、平均的、継続的に脳にエネルギ
ーを供給することができるためです。
もちろん、ブドウ糖をそのまま飲めば即効きますがね(*^_^*)
ところが、現実には、共働き世帯の増加や面倒臭いという理
由で朝食を抜く子供、若者がかなりいるようです。
日本人の学力低下と関係あるかもしれません。(*^_^*)
「百ます計算」で有名な陰山英男先生が校長を務めた小学校
では、成績の良い、悪いと朝食を摂る摂らないに明確な正の相
関関係があると調査結果を発表しました。
そして、児童の親御さんにできるだけ、朝食を食べさせるよう
に呼びかけました。
その効果は成績上昇として覿面に表れたのです。
今、雑穀米が流行していますが、白米よりも様々なミネラルが
含まれていますので、とても良い兆候だと思います。