百ます計算は陰山英男先生が尾道市立土堂小学校校長の時に導入し、
生徒の学力を飛躍的にアップさせた実績により、全国的に知られ
るようになり、実施する学校・教育機関が増え、教材、ソフトなども
多く市販されています。
基本の百ます計算は横軸に11マス縦軸に11マスの表に最上段マスと
最左段マスに一桁のランダムの数字を入れ、そのマスの交差する
ブランクのますにその2つの数字の和を記入していくというものです。
回答するマスが100あるので100ます計算と言われています。
マス数、桁数、四則演算など難易度を自由に変化させることができ
ます。
100ます計算はその後、さまざまな研究機関や大学でその効果が
実証されました。
具体的には集中力、やる気、運動能力、積極性、理解力...etc.等
何十種類もの能力がアップしました。
前頭葉の血行が良くなり、シナプスの結合が強化されるためと考え
られています。認知症予防・改善にも効果が認められました。
前頭葉の血行がよくなるので、勉強や仕事の前にコレをやると、
やる気が出て能率があがります。
100ます計算は道具もいらず簡単で短時間にできますので
脳を鍛えるにはすばらしい方法のひとつです。
さらに、この100ます計算は自分で計算時間を測定することが
できますので、学校でなくても自宅で自分一人でできます。また、
記録をつけ、グラフ化することにより、自分の計算スピードがど
んどん速くなっていくことがわかりますので、モチベーションを
維持することができます。
研究結果では100ます計算は一週間で4日以上やらないと効果
が無いそうです。